簡易課税を選択するのはお得?
簡易課税方式を利用すべきなのは実際に支払った消費税額より、みなし仕入率を用いて算出した消費税額のほうが大きくなるケースです。具体的には
例:卸売業、預り消費税300万円、支払消費税100万円
- 原則課税方式:預り消費税300万円-支払消費税100万円=200万円
- 簡易課税方式:預り消費税300万円−(預り消費税300万円×みなし仕入率90%)=30万円
上記の例では、原則課税方式だと200万円の消費税を納めなければいけませんが、簡易課税方式では最終的に納めるべき税額は30万円となり、その差は170万円です。
実際の経費にかかった消費税額が少なく、事業のみなし仕入率が高い場合、簡易課税方式のほうがお得になる傾向があります。